【保存版】フェレットを飼うために必要な設備&費用を知っておこう!

「フェレットを飼いたい!」と思い立ち、家族にも了承をもらったら、次にすることはもちろん“必要な飼育用品をそろえる”こと!ショップやネットなど、最近では飼育用品の入手経路もいろいろあり、自分の好きなものを揃えていく楽しさもあるでしょう。

しかし、知識の無いまま自由に買い物を進めてしまうと、不足があったり、不要なものを買ってしまったり、最悪の場合フェレットがケガをしてしまうような事態につながることも…。

今回はフェレットをお迎えする人たちのために、必要な飼育用品選びの方法と費用について詳しくご紹介します!

ケージ

フェレットを飼育するにあたり、まず必要になるものといえば“ケージ”!お迎えの直後の環境の変化に慣れるまでの安心できる場所となったり、ケージ内でごはんや睡眠をとったりと、1日の半分以上の時間を過ごすことになります。

通気性の悪い水槽はケース内の温度が上がりやすいうえに蒸れやすく、体調を崩す可能性があるため、フェレットには不向き。ウサギ用のケージなどは、サイズが合っていても網目が粗く、脱走やスノコに足を挟み骨折する原因になるためおすすめできません。

サイズや機能などさまざまなタイプのものが販売されていますが、基本的にはフェレット用と表記されているケージを使用します。フェレットに快適に過ごしてもらえるよう以下の点に気を付けて選びましょう。

サイズ

フェレットは地面での生活が基本。さらには、ケージ内にはトイレやエサ入れなどを設置することを考えて、床面積が広いものを選ぶのがおすすめです。一頭飼いであれば、横幅60~80センチ、奥行45~65センチ程度あれば問題ありません。

さらにフェレットは高い所へ登るのが好きですが、高さの感覚が乏しいため落下事故などの危険があります。ケージの高さはケガを予防するために45~60センチ程度の低めの物を選ぶと安心です。

ケージの素材

ケージの網部分は硬いものより、手で押してたわむ位の弾力性があるものを選ぶのがおすすめ。ケージ内で遊んでいる時にぶつかっても衝撃を吸収してくれたり、網を噛んで引っ張る時には歯にかかる負担を軽減してくれたりと、ケガをするリスクを下げられます。

もうひとつ重要なポイントは、網目の間隔はできるだけ狭いものを選ぶこと。網目が大きいとフェレットがすり抜けてしまう可能性があります。

デザイン

ケージは大きめの出入り口があるデザインのものを選ぶとお手入れもしやすくおすすめです。特にケージ内に設置するトイレは意外とサイズが大きいため、あまり確認をせずに用意した結果、出入り口から取り出せずお世話が面倒に…なんてことが起きてしまいます。

購入の際は、ケージの出入り口とケージ内に設置するグッズのサイズそれぞれを確かめておきましょう。

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トイレ

ショップにはフェレット用のトイレ容器としてさまざまな形のものが販売されていますが、三角形のタイプは全身が入らず落ち着かないのかトイレとして定着しにくかったり、安定性が低いためひっくり返されたりしてしまうことも。

デザインとしてはなるべく大きめの四角形で、奥行き、側面の高さ共にしっかりとあり、体がすっぽり収まるタイプの方が用が足しやすく、フェレットに好まれやすい傾向があります。

フェレットはしつけをすればトイレの場所を覚える動物です。部屋の角部分でトイレをする習性があるため、ケージの隅にトイレを設置してあげましょう。

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トイレ砂

糞や尿を吸収することでニオイを抑え、処理を楽にしてくれるトイレ砂ですが、素材選びには注意が必要です。

木のチップは棘が皮膚に刺さったり、アレルギーを発症することがあるのでフェレットには不向き。水分で固まるタイプのものは、誤飲した際にお腹の中で固まってしまう場合があるので危険です。その他にも粒が細かく軽いものは、フェレットが掘った時に飛び散ってしまうのでおすすめできません。

さまざまな点を総合すると、吸水性の良い紙製のトイレ砂がフェレットには一番向いているといえるでしょう。

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ごはん皿

ケージ内に設置するごはん皿ですが、何でも好きなものを使ってOK!というわけではありません。プラスチックのような軽くて割れやすい素材は、フェレットがひっくり返してエサを散らかしてしまったり、ごはん皿をかじって割れた際に破片を誤飲してしまう危険があります。

できれば陶器やステンレスのようなしっかりと重みのある素材でできたごはん皿を選びましょう。縁にかえしが付いているデザインは、エサをこぼされにくいのでおすすめです。

金属製のごはん皿を使用する場合は、亜鉛メッキが施されているものはNG。フェレットの健康を害する場合があるため、必ず確認しておきましょう。

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水飲み

1日に何度も水を飲むフェレットにとって水飲みは重要なアイテム。お皿に水を入れるスタイルにすると、ひっくり返して水浸しになってしまうことになり、水が飲めない状況に繋がります。ボトルの先に飲み口が伸びている給水ボトルタイプが最適です。

ボトルの容量は1匹につき300ml以上のものであれば1日もちますが、500mlにしておくと交換やお手入れも楽になります。飲み口についても、細いタイプは水の出る量が少ないため、直径1㎝程度の太さの物を選ぶのがおすすめです。

とはいえ、容量が大きいボトルだからといって水が無くなるまで放置せず、常に新鮮な水が飲めるよう1日1回を目安にボトル内の水を交換しましょう。

フェレット向けの水飲み一覧をチェックしてみる!

ハンモック

 

フェレットは布のような柔らかい場所で丸くなって寝るのが大好き。布に包まれる形で休めるハンモックはフェレットのお気に入りのベッドになること間違いなしです。

イメージそのままのハンモック以外にも、いろいろな形や素材のものが販売されています。部屋のインテリアや、フェレット自身の好みに合わせて選んだり、季節や気分で使い分けたりするのもOK!好きなハンモックを選ぶことでフェレット飼育においての楽しみがさらに広がります。

人気のハンモックたちをチェックしてみる!

敷き布

ケージの底面はツルツルしており、そのまま使用するとフェレットにとっては足腰を悪くする状態です。そこで底面全体に大きな“敷き布”を敷いて、肉球の保護やフェレットにとって歩きやすい環境を作ります。

布を敷くことでフェレットから出る身体の脂が拭き取られ、毛づやが良くなったり、ニオイが抑えられる効果も期待できます。さらには汚れたら布を交換すれば良いだけなので、お手入れも簡単に。ケージ内を清潔に保ちやすくなり、メリットがいっぱいです!

敷き布はケージサイズに合っていれば使えますが、キャンバスなどの目の細かい綿素材のものは、丈夫なうえに爪が引っ掛かりにくいのでおすすめ。中には、ケージの敷き布用としてズレ防止で四隅に紐が付いているタイプもあり、設置がしやすくなっています。

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おもちゃ

 

遊びが大好きなフェレットに忘れてはいけないグッズといえば“おもちゃ”!フェレットが全身を動かして楽しく遊べるおもちゃを用意してあげましょう。

布製のボールやゴム製の噛むおもちゃ、猫じゃらしなどはフェレットにとって最高の遊び道具!その他にも、チューブを使ったトンネル遊びなど、フェレットの習性を生かしたおもちゃも喜びます。

トンネル遊びが楽しめるおもちゃといえばコレ!

フェレットによって、おもちゃの好みもさまざま。遊ぶ様子を観察したり、いろいろ試したりしながら、その子好みのおもちゃを探してあげましょう。

フェレットに人気のおもちゃを探してみる!

初期設備費用の合計は?

最後に、今回ご紹介したフェレット飼育に必要な設備の価格帯、合計金額をみてみましょう!

ケージ 18,000~30,000円
トイレ 1,500~5,000円
トイレ砂 1,500~5,000円
ごはん皿 500~2,000円
水飲み 800~2,000円
ハンモック 2,500~5,000円
敷き布 2,500~5,000円
おもちゃ 300~6,000円
合計金額 27,600〜60,000円

それぞれの価格帯にそれほど大きな広がりはありませんが、合計してみると倍以上も金額の差が出ます。ぜひ実際に準備する際の参考にしてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?!ケージやトイレといった基本的な飼育用品にも選ぶ際にはいくつかの注意点があります。購入する前に今一度今回お伝えしたことを確認して、フェレットにとって快適で安全な環境を整えてあげてくださいね。

金額についてもお伝えましたが、こだわらずに安いものを揃えてもかかる費用は3万円弱。飼育が始まれば、エサ代や医療費といった他の部分でもお金がかかるようになります。飼育環境が維持できるかどうか、金銭面も含めしっかりとシミュレーションしておきましょう。

今回お伝えした設備を揃えたら、あとはお迎えするだけ!ぜひ可愛いフェレットとの生活を楽しんでくださいね。