
フェレット飼育を始めるにあたり、道具とお部屋の準備だけでなく、フェレットの日常のお世話についてあらかじめ知っておくことも重要です!
今回は、1日のルーティンから年単位で必要なお世話まで詳しく解説していきますので、ぜひお迎え前に確認しておきましょう。
飼育経験の無い人はもちろん、現在フェレットを飼育している人もぜひセルフチェックのつもりで目を通してみてくださいね!
目次
毎日のお世話ルーティン
日々欠かさずに行う毎日のルーティンは、フェレットの健康を保つための重要なお世話!以下の事柄については毎日欠かさず行ってあげましょう。
ご飯とお水&トイレ掃除は欠かさずに!

食事はもちろん、給水ボトル内の水の交換、トイレの掃除は毎日行います。トイレを掃除する際に、便の状態を確認して異常が無いかも見ておきましょう。
食事の交換ペースは、ベビーの頃(ふやかし時期)は1日に2~3回、大人(ドライフード)になると1日2回程度と年齢によって変わってきますので、購入時にショップでご飯の頻度について確認をしておくと安心です。
普段の過ごし方と管理方法

フェレットの1日はほとんどが睡眠時間。起きている時間は短く、その間に集中的に遊ぶ、というサイクルで過ごしています。
眠りが深い事でも知られるフェレット。時には、持ち上げても起きないくらい熟睡していることも!そんな無防備なところも魅力のひとつなのかもしれません。
愛嬌いっぱいのフェレットですが、飼い主が不在の時や目を離す時はケージに入れておくのが理想です。色々な場所に入り込んでしまうため、思わぬ事故が起きてしまう場合があります。ぜひ安全なケージの中でゆっくりと寝かせてあげましょう。
1日1回は一緒に遊ぼう!

フェレットは遊ぶのが大好きな動物。運動スペースが限られるケージの中だけで1日中過ごしていると、運動不足やストレスの原因になることがあります。1日1回、1時間程度は遊んであげましょう。
もともと夜行性の動物と言われていますが、時間帯はあまり気にする必要はありません。飼い主の生活サイクルに合わせて、空いている時間に一緒に遊んであげれば大丈夫です。
忙しい日はトイレ掃除の際に少し出してあげるだけでもフェレットにとって良いリフレッシュになります。あまり時間が無い日でも外に出すタイミングを作ってあげましょう。
遊びながらの健康チェックも忘れずに

部屋に放して遊ばせている間は、健康チェックのタイミングでもあります。普段通り元気があるか、歩き方に違和感はないか、咳や鼻水、くしゃみが出ていないか、どこか痒がっていないか、脱毛箇所がないかなど、遊びながら全身チェックしてあげましょう。
気になる点や心配な箇所があったときに、購入したショップや動物病院に早めに相談しておくと、病気の重症化を防ぐことができます。そのためにも健康チェックは習慣にしておくのがおすすめです。
毎週のお世話ルーティン

耳そうじと爪切りは1週間に1回程度の頻度でしてあげるのがおすすめです。爪は伸びすぎるとケージなどに引っかけて、爪が折れたり指を骨折する可能性があるためこまめに行いましょう。
・爪切り:しっかりとフェレットの身体を保定し、動物用の爪切りを使って安全に行います。
・耳掃除:イヤークリーナーを耳に垂らし優しく揉んで汚れを浮かせたあと、人間用の綿棒で汚れを取ってあげます。
さらには、ケージの掃除やハンモック、敷き布の交換も1週間に1~2回を目安に行いましょう。怠ってしまうと臭いの原因や、フェレットの体調不良にも繋がります。
常に清潔な状態のケージを保てるよう、ハンモックや敷き布は数枚ストックしておくのがおすすめです。
毎月のお世話ルーティン

フェレットは皮脂の多い動物で、放置すると皮膚の炎症や、毛穴汚れ、皮脂詰まりを起こしてしまうことも。月に1回程度はシャンプーで身体の余計な皮脂を落としてあげましょう。
常に清潔を保ちたいという気持ちから頻繁に洗ってあげたくなってしまうかもしれませんが、それ以上の頻度でシャンプーを行うと、体内からの分泌が盛んになりかえって臭いが強くなってしまうことも。さまざまな皮膚トラブルを引き起こす原因になるため洗いすぎには注意が必要です。
最近では皮膚のケアを考えた専用シャンプーも販売されており、安全かつ効率よく汚れと臭いを取り除いてくれるのでおすすめ。良いツールを駆使しながら、フェレットを清潔な状態に保ってあげましょう。
毎年のお世話ルーティン

年に一度は行っておきたいのが、動物病院での健康診断。中でも感染症予防は命にかかわる病気からフェレットを守る大切なものです。以下の病気については特に気を付けてあげましょう。
まずは蚊を媒介して感染する“フィラリア”。フェレットにおいての治療法がまだ確立されていないため、予防が重要になってきます。春から秋にかけての蚊の発生する時期に合わせて、フィラリアの薬を処方してもらいましょう。
もうひとつが、フェレットがかかると致死率がほぼ100%といわれているジステンパー症。フェレットにとって非常に恐ろしい病気ですが、予防接種を受けることで高い確率で感染を防げます。ワクチンの効果は徐々に無くなってくるため、年に一度の接種がおすすめです。
お世話のギモンを解決!Q&Aコーナー
ここまで基本的なお世話ルーティンについて解説してきましたが、日常のお世話に関する疑問について最後にいくつか解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
フェレットは外遊びもOK?

フェレットは絶対に外遊びをさせる必要はありませんが、外遊びをさせることも可能です。外の環境に慣らしておくと、動物病院やフェレットのイベントに参加する時など、スムーズにお出かけできるメリットもあります。
外遊びをさせる環境を選ぶ際には以下の点に気を付けましょう。
・暑さに弱いため真夏の屋外は避ける
・ノミやダニが居るような草むらを歩かせるとフェレットに付着する可能性があるため、帰宅時にしっかりとシャンプーをしてあげる
・好奇心旺盛な性格のフェレットの散歩には、道路への飛び出しや道路の排水溝などへの侵入を防ぐためにハーネス(胴輪)とリード(引き綱)を付ける
他のペットと一緒に飼育できる?

フェレットは遊び好きで社交的な性格のため、他の動物たちともコミュニケーションを取り遊ぶことができます。そのため、生き物の種類によっては一緒の飼育が可能です。
成犬や成猫は比較的フェレットと一緒の飼育に向いています。ただし、動き回るフェレットを必要以上に追いかけまわしてしまう事があるため、目の届く範囲で遊ばせましょう。
注意が必要なのは、小鳥やハムスター、ウサギといった小さいサイズの動物たち。肉食動物のフェレットにとっては捕食対象になるため、基本的には接触させない方が安全です。同様に、子犬や子猫の場合もサイズが小さいため、一緒の部屋に居る場合は絶対に目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんのいる環境での飼育は可能?
遊び好きで好奇心旺盛なフェレットは、人間の赤ちゃんに対しても積極的にコミュニケーションを取り、一緒に遊ぼうとすることが多いので、赤ちゃんにとっても楽しい遊び相手になるでしょう。
しかしフェレットの遊び方はテンションが高いため、思わぬケガや事故に繋がる可能性も。遊ばせている間は常に目を離さない必要があります。力の加減ができないベビーフェレットと接触させる際には、特に注意して見守りましょう。
一人で動き回れるくらいの赤ちゃんが居る場合は、赤ちゃんの手の届かない場所にケージを設置するなど、安全面に考慮した環境を整えることも重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?!今回ご紹介したお世話ルーティンをおさえておけば、フェレットの飼育はバッチリです。毎日、毎月、毎年のお世話をしっかりとこなしていきながら、ぜひ健やかで楽しいフェレットライフを満喫してくださいね!
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