
メディアやSNSなどに日々アップされるフェレットの天真爛漫でキュートな姿を見て、「自分も飼ってみたい!」とフェレット熱が上がっている人がたくさんいるはず!
フェレットは人懐っこい性格なうえ、広い飼育スペースを必要とせず、鳴き声が小さいので騒音トラブルの心配がないなど、生き物の飼育経験があまりない人も挑戦しやすいペットです。ですがそれは、飼育するにあたり全く準備がいらない、という訳ではありません。
今回はフェレットをお迎えする前に準備しておくべき飼育環境についてや、実際にお店で生体をお迎えする際に気を付けるべきポイントについてご紹介します!
目次
フェレットを迎える前に
実際にフェレットをお迎えする前に確認しておかなければならないポイントがいくつかあります。どれも基本的な事ですがとても重要です。
ぜひ全てに目を通して、自身がフェレットを飼える環境であるかどうか確かめておきましょう!
フェレットの生態を確認しておこう
人懐こくて可愛いフェレットですが、それだけの気持ちで飼育はできません。フェレットの平均的な寿命は6~8年程度と長命なペットです。
また、大きな鳴き声はあまり発しませんが、独特な臭いがあったり、色々な場所に潜ったりと、飼育中は大小さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
必ず家族や同居者にフェレットの生態を知ってもらい、そのうえで飼育の了承を得てからお迎えを進めましょう。
飼育用品を調べてみよう

お迎え直後は環境に慣れさせるため、フェレットが落ち着けるケージを設置してあげることが必要です。
さまざまな大きさのケージがありますが、フェレット用をうたっているものであれば問題ありません。選ぶ際は高さよりも底面積の広さを意識して、横幅が大きめのものを選びましょう。
ケージ以外にも、トイレやエサ入れ、ハンモックなど、必要な飼育用品はいくつかあります。どんなものがあるのか、どれくらいの費用がかかるのかなど、一通りチェックしておくのがおすすめです。
遊ばせる環境の整備
フェレットは体をいっぱい使った遊びが大好き!1日に1度はケージから外に出して部屋でのびのびと遊ばせてあげる必要があります。
しかし、フェレットは好奇心旺盛な生き物。狭い場所や高い場所に行ってしまったり、落ちているものを口にしてみたりと、遊ばせている間は事故や誤食の危険と隣り合わせな状況でもあります。フェレットをお迎えする前に、一度部屋の中に危険な箇所が無いか確認してみましょう。
実際に部屋に放して遊ばせてみると、お迎え前には気付けなかった危険なポイントが続々と出てくるはず。迎えたての頃は危ない行動をとっていないか特に気を付けて見守ってあげてください。
フェレットフードの準備

フェレットは完全肉食動物。お迎え時にエサの用意をしておらず、とりあえず家にある野菜やフルーツをあげてみよう…なんてことは絶対にNG。肉以外の食べ物は体内で上手く消化できず、体調を崩す原因になりますので、フェレットフードは忘れずに準備しておきましょう。
環境が変わることによりエサを食べなくなってしまう可能性を考えて、まずは慣れ親しんだフードをあげるのがベター。お迎えするショップで使用しているフードを確認し、購入するのがおすすめです。
動物病院の確認
好奇心旺盛なフェレットは病気だけでなくケガなどのトラブルも起こりがち。そのうえ、伝染病にかからないための予防接種も必須なので、動物病院には絶対にかかることになります。
しかし、どの動物病院でもフェレットを診てもらえるわけではありません。フェレットが診察対象になっている動物病院が自宅から通える場所にあるかを確認してから、フェレットをお迎えする事を検討してください。
フェレットの選び方
ショップに足を運んでフェレットを選ぶ…これから大切な家族の一員となる子を見つける重要なステップです。ぜひ、沢山の子たちの中から可愛いと思える運命の一匹を見つけましょう!
選び方は十人十色!

フェレットは健康な子であれば、飼うべきおすすめの種類・毛色などは特にありません。
好きな種類、毛色、顔立ち、ショップでふれあった時の何となく感じたフィーリング…フェレットの選び方はどんな理由でもOKです!
ショップへ行く際の注意点
実は人間の風邪がフェレットに移ることがあります。ショップでフェレットを見たい時は体調の良い時を選んで伺いましょう。
さらには他のショップでもらってきた病気などを移してしまう可能性もあるため、1日でいくつものショップをハシゴするのはおすすめできません。
健康チェックは忘れずに

ショップでフェレットをお迎えする際は好きな子を選ぶのが一番ですが、体調が優れない子を選んでしまうと、お迎え直後から病院に通うことになったり、最悪の場合は死んでしまうことも…。
そんな悲しい思いをしないためにも、フェレットの健康状態を見定めるポイントを頭に入れておきましょう。
健康チェックポイント
- 体形 →痩せすぎで骨がういている場合は注意が必要
- 目 →体調が悪いと目やにがひどくなります
- 鼻 →渇いていたり、鼻水が出ていると体調不良のサイン
- ひげ →切れてたり折れたりは、栄養不足のサイン
- 耳 →赤黒い汚れがあると、耳ダニや外耳炎の可能性も
- 足 →歩き方に違和感がある場合はケガの可能性も
- 指 →折れてる場合があるので、要チェック
- 肉球 →張りがあって綺麗なピンク色は健康の証
- 生殖孔 →膿が出ていると病気の可能性も
- 肛門 →下痢をしていると周辺に汚れが
- 被毛 →脱毛があると皮膚トラブルのある可能性も
予防接種も要チェック

感染症から身を守るため、フェレットにはいくつかの予防接種や予防薬が施されます。なかでも致死率ほぼ100%といわれるジステンパーはフェレットにとって非常に恐ろしい病気ですが、予防接種を受けることで高い確率で発症を防げます。
海外から輸入されるフェレットは最低一度はこのジステンパーの予防接種を受けていますが、その効果は時間経過で無くなっていってしまうため、定期的に接種することが必要です。
お迎えする際は最初の予防接種を受けた時期や、次回はいつごろ必要かなども忘れずに確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?!今回、お迎え準備について詳しく学んだことで、安心してフェレットを家族に迎えられるようになったのではないでしょうか。
フェレットの魅力や注意点などは、今回ご紹介した事以外にもまだまだあります。ぜひ実際にお店に足を運んで、気になることはスタッフの人に色々聞いてみましょう。
ぜひあなたにとっての運命の一匹を見つけて、楽しくフェレットライフを満喫してくださいね!













