
家族の一員である大切なフェレットに少しでも長く健康でいてほしい…。それは、すべての飼い主共通の願いです。それを叶えるためには、やはり日頃の衛生面のケアは欠かせません!
今回はフェレットがかかるさまざまな病気を原因別にまとめてご紹介します。正しい衛生ケアの方法もあわせて説明しますので、これからフェレットを迎える人はもちろん、現在飼育している人にとっても要チェックの内容です。ぜひ最後まで目を通してくださいね!
目次
衛生ケアでフェレットの健康を守ろう!

日常の衛生ケアで予防できる病気をご紹介します。不衛生にすることで起こるトラブルは意外と多いため、しっかりと確認しておきましょう。
歯肉炎
歯垢にいる細菌によって歯肉に炎症が起こり、赤く腫れ、出血します。症状を放っておくと、循環器系の疾患を起こすことがあるので注意が必要です。歯ブラシを使用し定期的に歯のケアを行うことで予防できます。
[Tips] 正しい歯磨きの方法とは?
ペット用の歯ブラシを使って、定期的に歯磨きをしてあげましょう。最近では、歯磨きジェルや口に垂らすだけでケアできるタイプの商品もあり、併用するとさらに歯石の予防につながります。
歯髄炎
犬歯などが折れた際、歯の芯にある歯髄に雑菌が入り炎症し、歯の芯が黒っぽく変色することがあります。ケージや硬い物を噛む癖のある子は、定期的に歯のチェックをしてあげると安心です。症状を見つけた場合は早めに病院に連れて行きましょう。
耳ダニ
フェレットの耳に寄生する寄生虫。はじめは耳の辺りを頻繁に掻く行動が増え、悪化すると外耳炎・耳垂れなどの症状が見られるようになります。寄生された場合、耳への定期的な投薬で治療します。
[Tips] 耳掃除の方法を確認しておこう!
耳ダニは、健康診断でのチェックと週一回程度の耳掃除で予防できます。掃除の際は、綿棒とペット用のイヤーローションを使って行いましょう。
【詳しい耳掃除の方法は動画でチェック!】
皮膚炎・皮脂詰まり
フェレットは身体から皮脂を分泌しており、それを長期で放置すると皮膚に炎症が起きたり、毛穴に汚れが溜まり皮脂詰まりを引き起こすことがあります。予防のために定期的にシャンプーをし、皮膚を清潔に保つことが必要です。
[Tips] フェレットはどうやって洗うの?
フェレットはシャンプーの頻度が多いと、より強い臭いを出そうとし逆効果になることもあります。月に1度程度シャンプーをしてあげればOKです。
洗面所や洗面器にぬるま湯を張り、そこにフェレットを入れ、身体を濡らしてからシャンプーで洗います。丁寧にすすいであげたら、タオルとドライヤーで乾かして終了です。乾かしが不十分だと、身体が冷えて風邪をひいてしまう恐れもあるため、しっかりと乾かしてあげましょう。
最近では、シャンプー剤が含まれているウェットティッシュなども販売されており、時間が無いときやポイント洗いをしたい時に便利です。ライフスタイルに合ったシャンプーグッズを活用して、日頃から清潔に気を配ってあげましょう。
健康は食事から!栄養面でのトラブル

病気によっては、栄養が不足しているために引き起こされるものもあります。逆にいえば食事で改善できる症状ということでもあるので、ぜひ日頃から気に留めておきましょう。
尿石症
排尿障害や頻尿などの症状が出る尿石症。予防のためには、動物性たんぱく質を多く含んだ食事を与えることが効果的です。大人のフェレットの場合は、食事の頻度を下げ空腹時間を作ることで尿の酸度が上がり、尿石症の予防にもつながります。
環境が原因でおこる健康問題

衛生面や食事面だけでなく、生活環境によって引き起こされるさまざまな病気にも気を配る必要があります。ですが、どれも事前に対策を知っておけば防げる病気です。これを機会にしっかりとチェックしておきましょう!
骨折・脱臼
好奇心旺盛で活発なフェレットは、どこかに引っかけたり、挟まったりすることで、足や指の骨折や脱臼といった事故につながることがあります。ケージや散歩をさせる部屋は、ケガをする恐れのある場所や物はあらかじめ取り除いておきましょう。引っ掛かりを防止するために、こまめに爪切りをしてあげることも重要です。
[Tips] 爪切りの安全なやり方は…?
フェレットは爪が伸びると中の血管も一緒に伸びてしまうため、ケガを防止するためにも週に一回程度爪切りを行うのがおすすめです。ペット用のハサミタイプの爪切りを使用し、安全な方法で切ってあげると、嫌がる頻度も減っていき、飼い主としてもやりやすくなります。
【詳しい爪切りの方法は動画でチェック!】
日射病・熱中症
体温が急激に上昇し、最悪の場合、命を落としてしまう可能性もある日射病や熱中症。鼻が乾く、呼吸が荒い、ぐったりする、失禁するなどの症状が見られます。
症状が出た場合は、濡れタオルなどで脇を抑えるなどして体温を下げる処置をしましょう。水につけたりなど急な体温の変化は心臓に負担を掛けるのでNGです。室温管理で予防できる病気なので、まずは発症しない環境づくりが重要です。
インフルエンザ
人間だけの病気と思うかもしれませんが、フェレットにもインフルエンザは伝染します。ヒト同様発熱・咳・くしゃみ・鼻水・食欲不振などの症状が見られます。悪化した場合、肺炎などを併発する場合があるため注意が必要です。帰宅時はうがい手洗いを徹底するなど、自宅にウイルスを持ち込まない予防につとめましょう。
犬糸状虫(フィラリア症)

蚊が媒介となって、フィラリアという体の長い虫が寄生することで起こる病気です。主な症状は、咳・呼吸困難・腹水などが挙げられます。体内に入り成長すると心臓や肺動脈に移動しますが、フェレットの心臓であれば1~2匹で致命的となる危険な寄生虫です。
薬で感染予防ができるので、蚊が発生する期間は一か月に一度、投薬を行いましょう。
犬ジステンパー症
致死率ほぼ100%といわれている犬ジステンパー症は、フェレットにとって非常に危険な病気。犬などから感染することが多く、症状は発熱、目やに、鼻水、ハードパッド(鼻や肉球の皮膚が固くなる症状)、痙攣などがみられます。
犬ジステンパー症は定期的な予防接種により予防が可能です。フェレットの命を守るために欠かさず受けさせましょう。
腸閉塞(毛球症)
ゴムや布など消化できないものを誤飲し、腸が詰まる腸閉塞。食欲不振や歯ぎしり、嘔吐などがみられ、便は緑色の粘膜便になるのが主な症状です。また、フェレットは舐めて毛づくろいをすることが多いため、抜け毛が胃の中で固まり同様の症状が出る場合もあります(毛球症)。
誤飲につながるようなものを置かないよう配慮すれば、腸閉塞は未然に防げますし、定期的に毛玉除去剤を与えることで毛球症も予防が可能です。また、ブラッシングをすることで誤飲する抜け毛の量を減らせますので、定期的に行ってあげましょう。
[Tips] 正しいブラッシング法をマスターしよう!
ブラッシングは、目の細かいコームやブラシで優しく身体をなぞるように行います。顔周りや陰部はコームやブラシで傷をつけないように気をつけましょう。
【詳しいブラッシングの方法は動画でチェック!】
ブラッシングは動画のように、親指と人差し指の間にフェレットの脇の下(前足の下)を入れるように持ち、下半身を自分の腿に置いて支えてあげると落ち着きやすく、安全にブラッシングできます。それでも暴れてしまう場合は、保定して行いましょう。
腸内寄生虫(コクシジウム)

代表的な腸内寄生虫・コクシジウムは、平常時は無症状であるものの、ストレスなどで免疫力が下がると大量発生し下痢を引き起こします。飲み薬による投薬で治るケースが多いため、下痢が続くようであれば病院で検便をしてもらいましょう。
様子が変?と思ったら

日頃から食事や環境に配慮していても、気付かないうちに病気が進行していることも…!以下のような症状が見られたら、まずは病院に行ってみましょう。
白内障
目の中心が白く濁りはじめ、悪化すると完全に白濁し失明する恐れのある白内障。先天性疾患や老化によって発症するケースが多く、進行性の病気として知られています。発症してしまった場合は、獣医師の指示のもと適切な治療や生活環境の見直しが必要になります。
副腎腫瘍
腰から尻尾、またはその他の場所での脱毛がみられる副腎腫瘍は、そのほかにもメスの場合は生殖器の腫れ、オスの場合は去勢後の発情や排尿障害といった症状があらわれます。比較的フェレットではよくみられる病気で、良性の場合が多いようです。
リンパ肉腫
リンパ節の腫れ、慢性的な下痢、体重の減少、睡眠時間の増加などがみられます。現在原因などははっきりと解明されておらず、多くの場合が悪性腫瘍で転移の可能性もある重篤な病気です。
インスリノーマ(膵島細胞種)
四肢のふらつきや泡を吹く、ぼんやり宙を眺める、口のあたりを掻くなどの症状がみられます。
腫瘍化した膵臓がインスリンを多く分泌し、その影響で血糖値を下げてしまうのが原因です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。フェレットの健康を脅かす病気はたくさんありますが、多くは事前に知識があれば予防ができるものです。ぜひ今回紹介した病気については気に留めておき、異変に気付いたらすぐに病院に連れていく習慣を日頃から身につけておきましょう!
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